LINE、Instagram、Facebook、TikTok、そしてTwitter。
今やインストールされていないスマホは存在しないとさえ思われる超ド級のSNS群である。
そんな人々の身近になったSNSには「バズる」というものが存在する。様々な定義はあるだろうが、「多くの人の関心を集めて、本来手の届かなかった範囲まで拡散されること」と考えていいだろう。
例えば、とある料理のレシピのバズったツイートが1万いいね!ついたとしよう。
だが、そのいいね!した人の中で実際に作ってみる人は1,000人ぐらいじゃないだろうか。そして作ってみた感想をこんな記事にまで仕立て上げるのは10人ぐらいだと思われる。
その10人の中のひとり、どうも。ぼくだ。
今回検証するのはタイトルの通り、ドライマンゴーをヨーグルトに漬ける!ただそれだけ。
おぼろげな記憶ではあるが、そうすることで、ドライマンゴーの甘みがヨーグルトに移り甘々に。かつ!ヨーグルトの水分をドライマンゴーが吸ってプルプルの食感に戻るとのこと。想像しただけで美味しそう!それではやってみよう!
と、その前にそのバズったツイートを確認しておかなきゃな。
…クソォッ!ぼくとしたことがブックマークしてないじゃないか!
こういう時は、「検索キーワード min_faves:(数値)」を打ちこむことで指定した数以上のいいねがもらえてるツイートを検索できるんだよな…絶対ェ覚えてくれよな!
今回は「ドライ ヨーグルト min_faves:10000」で検索してみよう。
出た~~~~~~!!!15万いいねを獲得してる正真正銘のバズツイートだ~~~!!!
一生に一度でいいから15万いいねとか獲得してみた~~~い!!!
いや、字面だけでも美味しそうだな…Let’s Try!
買い出しに行ったスーパーにドライマンゴーが置いていなかった。代わりにこのドライフルーツ詰め合わせパックが山のように積まれていた。店長マンゴー嫌いか??
ヤバい、タイトル詐欺になっちゃう!もうタイトルにマンゴーって入ってるもんな…どうしよう…どうしよう…
(落ち着くんだマン…)
「だっ、誰だ!?」
(私はマンゴーの妖精だマン…)
「マンゴーの妖精!?ここにあるのはほぼレーズンで敷き詰められたドライフルーツ詰め合わせパックしか…」
(まだだ、表示をよく見るのだマン…)
「えっ、そんなの見たところで原材料名なんてほぼレーズンに決まって…」
あっ!マンゴー!マンゴーが入ってる!いちばん量が少ないけど!!!
(これでタイトル詐欺にはならないマンな…?)
「ありがとうマンゴーの妖精!助かったよ!あと、マンゴーだからって語尾にマンつけるのダサいからやめた方がいいよ!」
(黙れ。)
こうしてマンゴーの妖精の助けにより「タイトル詐称罪」で捕まらなくてすんだ。ていうかよく見たらレーズン 砂糖より多く入ってんじゃん。供給過多すぎるって。
たぶん美味しくなるのは分かっているのだが、ぼくは石橋を叩いて壊したあげく渡らない性格なので、一度小皿に移して実験することにした。
大さじ4杯のヨーグルトに大さじ2杯のレーズンアソートパック。ヨーグルトの水分という水分を吸わせたかったので多めに入れた。
あとはひと晩冷蔵庫に入れておく、いやブチ込んでおくだけ。めちゃくちゃ単純作業なので、これで美味しくなるならリピ確定だな。
翌日の朝。冷蔵庫から例のブツを取り出してみる。さーて、どうなってるかな?
見た目は…あまり変わってないような?
あ、でもレーズン親衛隊たちが少しぷっくりしてるかも!久し振りに実家に住み始めたらご飯おいしすぎてふっくらしちゃうみたいな感じだ。
あっ!!!スプーン入れてみると全然違う!ヨーグルト超重い!セメントか??
食べてみると、、、
ヨーグルトがメチャクチャ甘くなってる!なんて言うか、ホントに自然な甘さ!水分が抜けてる分濃厚で、もったりとした食感!なにコレ美味しい~~~!!!
フルーツも少しフレッシュな状態に戻ってる!
レーズンとその仲間たち、やるじゃないか!レーズンはプルプルになり、マンゴーは…うん、細かく切られ過ぎて食感がよく分からん!
意外にも、今回いちばん美味しかったのはパイナップル。水分が戻ることにより、シャキシャキ食感が楽しめた。フレッシュまではいかなくても、缶詰パイナップルぐらいの食感かな?
今回の検証結果:15万いいねは伊達じゃない。
実際にやってみて、結果はこんな感じ。
お手軽さ:
美味しさ:
コスパ :
どれも最高レベル。簡単にできて超美味しい。しかもヨーグルトとレーズンパーティ御一行を買っても400円弱。安すぎないか??
常に仕込んでおいて、食欲の出ない朝に食べてもいいし、食後のデザートにしてもいい。急に来た友だちに振る舞うおやつとしても良さそうだ。
いや、嘘だ。ぼくの家に急に来る友だちはいない。全部自分で食べます。